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ニュースタンダードになりえるか?「TSUTAYA図書館」オープン新・武雄市図書館の凄いところ

最近図書館を利用していますか?今はネットで本を注文したり、電子書籍で読む人も多いかもしれません。開館時間が短かったり、飲食禁止だったりと不便な点もありますが、公共施設は普通そうですよね。

そんな常識を覆す「新・武雄市図書館」が、佐賀県武雄市に4月1日オープンしました。運営は「TSUTAYA」を展開する「カルチュア・コンビニエンス・クラブ」(CCC)。民間委託により年中無休となり、開館時間も4時間延びて午前9時から午後9時までとなりました。

■全国初の試みがたくさん

それだけではありません。館内にはコーヒーチェーン「スターバックス」が併設され、どの席でもコーヒーを飲みながら読書ができるようになりました。

また、図書の貸し借りだけでなく、TSUTAYAと同じように書籍や雑誌の購入、CD・DVDの有料レンタルが可能に。さらに、登録すればCCCのポイントカード「Tカード」が図書カードにもなり、本を借りれば1日1回3ポイントが付与されます。民間委託された公立図書館は少なくありませんが、ここまでのサービスは全国初のことで話題を呼んでいます。

■モデルは東京の「代官山蔦谷書店」

なぜ人口5万ほどの小さな街に、これほどの市立図書館ができたのでしょうか?樋渡啓祐武雄市長は、CCCの増田宗昭社長にそのきっかけを語っています。

『一昨年の年末に、増田社長をテレビで拝見して、その時初めて代官山 蔦谷書店を知りました。見た瞬間に「これだ!」と思って。(中略)さっそく上京し訪ねていったら、なんと偶然に路上で増田社長にお会いできたんです。そこで、単刀直入に「ぜひCCCさんに私たちの図書館をお願いしたい」と、僕の思いをお伝えしました。その時、増田社長に「私もやりたいんだ」とおっしゃっていただいて感動しましたよね。』

(広報武雄 No.86 2013年4月号 図書館 記念対談 PART①より引用)

新・武雄市図書館のモデルは代官山蔦谷書店だったのです。しかし、代官山蔦谷書店は「プレミアエイジ」と呼ばれる団塊世代がターゲットで、店内は全体的に静かで落ち着いています。一方の図書館は、老若男女問わず訪れていて、子供が賑やかな空間と、読書や勉強に集中できる静かな空間に分かれていました。公共施設なだけあって、子供連れでも楽しめそうでした。

■図書館好き・新しもの好きは訪れるべし!

画期的な取り組みで全国から注目を集める新・武雄市図書館。県外からの利用者も多く、初日入館者は従来平均の7倍だったそうです。一方で、Tカードの個人情報管理の問題など様々な課題もあり、市の対策が問われています。

問題が解決し運営がうまくいけば、武雄市図書館がお手本となって今後全国の図書館が盛り上がるかもしれません。本好きはもちろん、新しいもの好きな人は今のうちに一度訪れてみては?図書は全国一律500円で宅配返却できるので、九州旅行で寄ってみるのもいいかもしれませんね。