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優先席付近での「電源オフ」はもう必要なくなるかも?そのワケとは

電車通勤をしている人はもちろん、そうでない人にとっても広く認知されているのが、「優先席付近での携帯電話電源オフ」。携帯電話が発する電磁波によって、心臓ペースメーカーが誤作動する可能性があるとして、2003年ころに導入されました。

ところが、今この“携帯電源オフ”に対して、鉄道各社に再検討する動きがあるのだそう。というのも、強い電波を出していた“第2世代”携帯が2012年に使用停止になり、以前ほどの影響が心配されなくなったからなんです。

 

■ペースメーカー利用者には不安の声

鉄道事業者が再検討し始めた背景には、総務省から規制緩和の指針が出されたことにあります。また、専門家も“胸ポケットに入れて抱き合う”などの極端な行動がない限り、ペースメーカーへの影響はほとんどないと認めています。

ところが、ペースメーカー利用者にとっては不安視する声が上がり、「電源オフは継続してほしい」「まったく影響がないわけではない」などの意見があるそう。

それに対して、ネット上では次のような意見が……。

<ペースメーカーつけてる人が胸元でメール打ってるのに>

<明らかに携帯電話の電波が原因で亡くなった人や重度の障害が出た人いるの?>

<携帯電話以上にペースメーカーに影響与える機器ってたくさんありそうだけど、そっちへの対策ってどうなってるの?>

など、影響がないと言われているのに“電源オフ”継続を望む声に、疑問を抱いている人も少なくないようです。やはり、不安感や恐怖感など、当事者でないとわからない思いもあるのかもしれません。

 

■電磁波が与える身体への影響とは……

ペースメーカーを利用していない人でも、電磁波による身体への影響を心配する人はいるのではないでしょうか。「電磁波」というのは、具体的に紫外線、赤外線、可視光線、放送や通信に使われる電波、レントゲン撮影に使われるエックス線など、さまざまな種類があります。

これらの電磁波が身体に影響を与えるかというと、まったくないとは言い切れないというのが事実。短期的な影響として知られているのが、高周波(100kH以上)のきわめて強い電波を浴びると体温が上がったり、低周波(100kHz以下)のきわめて強い電波を浴びることにより体内に電流が流れ、神経や筋肉に影響を及ぼすということです。

ですが、現在のところ、「がん」やその他の健康に対して悪影響を及ぼす事実は発見されていないため、あまり心配しすぎる必要はないのかもしれません。

とは言え、やはり健康に不安のある人にとっては“電波は怖い”という考えが根強く残っています。「わたしには関係ない」「影響ないんでしょ?」なんて思わず、気遣いや思いやりのある行動を心がけたいものですね。

 

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【参考】

電波の人体に対する影響 – 総務省

(ライター:きつたなお)