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いじめ被害者がネットで加害者になる確率は2倍?あなたも加害者になっているかも。

今、学校などで「ネットいじめ」が蔓延していると言われています。しかしこれは学校に限ったことではありません。あなたも知らず知らずのうちに「ネットいじめ」に加担しているかもしれません。

■実生活でいじめを受けている人もネット上のいじめ加害者になるという調査結果が。

SNS上で友達が「○○さんって大嫌い。死ねばいいのに」という投稿があった場合、あなたはどんなアクションを起こしますか? 「あーわかるわかる」とコメントする人、「いいね!」とLikeボタンを押す人、その人たちは無自覚に「ネットいじめ」に加担していると言えるかもしれません。

しかし、逆に「そんなこと言っちゃいけないよ」と反対意見を書く人はあまりいないようです。次に自分がいつターゲットになるかが分からないからです。せいぜい「スルー」するくらいでしょうか。反対意見が出てこないため、当人たちはその考えをエスカレートさせていくことになるようです。

また日経新聞によると、アメリカの場合、学校でいじめられている子供がインターネット上でもいじめを受ける可能性は、そうでない子供の2.7倍、逆に学校生活でいじめられている子供たちが、ネット上でいじめの加害者になる可能性は、そうでない子供にくらべて2倍にもなるのだとか。

被害者と加害者が簡単に逆転し、またそれがSNSによってどんどんと拡散し、どこの誰かもわからない無関係な人にまでチェーンメールのように広がっていく……それが「ネットいじめ」の実態です。

■“逃げ場”がないネットいじめ。その対策とは?

次は自分がターゲットになるかもしれないという恐怖から、歯止めが利かずエスカレートしてしまいがちな「ネットいじめ」。こわいのは、「ネットいじめ」には“逃げ場”がないということです。今までのような学校や職場のいじめの場合では、自宅がいわゆる“安全地帯”でした。しかし、ネットいじめは世界各国どこにいても、そのいじめと直面しなくてはなりません。自宅でも、移動中でも、インターネットにつながっている限り、常にその悪口と対決しなくてはならないことです。結果、命を絶ってしまった人も多くいるようです。

このような背景を受け、近年、ネット上の監視体制の強化がさかんに行われています。警察はもちろんのこと、SNSサービスを提供する会社も24時間体制で監視を行っているようです。

また、警察と学校の連携も行われています。実際、2013年9月、都内の公立校の全てと警視庁によって『いじめ・暴行防ぐ協定』が結ばれ、必要に応じて、学校が生徒らの暴力や問題行為を警察に連絡し、警察は補導・逮捕の情報を学校に伝え、子どもの早期立ち直りを図っています。

そもそも、ネットを使う側のモラルが問われる問題でもありますが、「伝えたいことは直接言う」という単純なコミュニケーションを無意識に避けてしまっている結果、陰湿なネットいじめが広がっているのかもしれません。本当に大事な人を失わないためにも、目の前の携帯電話に依存しすぎていないか、一度考えてみてはいかがでしょうか。

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【参考】

※  わが子どう守る ネットいじめ・トラブルの実態

※ アメリカのデジタルネイティブの悩み、サイバーブリー(ネットいじめ)の実態とは?(1)

※ やっと?学校がネットいじめ対策に本腰入れはじめてる