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どうせ貰えない?それでも若者が「年金を払ったほうがいい」理由

「年金なんて、どうせ払ったってもらえない!」

みなさん、そう思っていませんか?

わたし達がおばあちゃんになる頃にはもらえないんだから、払ったって意味が無い、そんな声を多く聞きますよね。

成人の日が近づくと、「ハタチになったら国民年金」というような、国民年金の加入をすすめる広告を街のあちこちで目にします。そのそばで、年金をあてにしていない人たちの不信の声もよく聞きます。

厚生労働省の調査によると、国民年金の納付率は60.89%(平成25年度)。そのうち20歳から24歳は56.32%、25歳から29歳は49.88%と、特に20代の年金離れが目立ちます。

年金って、そんなにあてにならないのでしょうか?

 

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■1:年金は収めていれば「必ず」もらえる!

「国民年金」は、納めた額に応じて受け取る額が決まるしくみ。25年以上納付していなければ1円ももらえませんが、納めていれば必ずもらえます。

「納めない人が増えると、年金財政が破たんして、せっかく払っても、もらえなくなる」という噂がありますが、そんなことはありません。国民年金の財源は、半分が税金からまかなわれているので、加入している人が全員未納だったとしても、半分の財源は残るからです。

今、年金を受け取っている高齢の人たちに比べると、私たちがもらう年金額は少なくなるといわれています。ただ、ゼロになる可能性はとても低いのです。

 

■2:「貯金」と「年金」どっちがおトク?

「もらえるかどうか分からない国民年金より、自分で貯金したほうがいいし」と思っていませんか?

確かに、運用が得意な人ならそれで良いかもしれません。

でも、国民年金は財源の半分が税金。つまり、運用資金の半分は国が出してくれているわけです。年金をかけずに自力でお金を増やすとなると、資産を2倍以上に増やさなければなりません。

年金は、生きている間“ずっと”もらえるのもメリットです。

受け取れる年金額は年間772,800円(平成26年度、満額の場合)。月にするとたった6万4千円ですが、長生きをしてもずっともらい続けられる制度は、民間の保険にはあまりないんですよ。

今、日本人女性の平均寿命は86歳。わたしたちがシニア世代になるころには、100歳が当たり前になっているかも……。定年が60歳だとすると、残り40年分の生活費は、平均で1億円以上にもなります。

1億円も貯金で貯めるなんて……そんなことできませんよね。

 

■3:年金を払わないと「今」ソンをする!?

年金なんて、おじいちゃん、おばあちゃんのためのものだと思っていませんか?

実は、国民年金は、若い世代の“今”でも役立つんです。それが「障害年金」と「遺族年金」。

「障害年金」は、20歳以降にもし大けがなどで体に障害が残ったら、一生涯にわたって年金を受け取れるもの。障害の程度によって金額は変わりますが、年間で約77~100万円もらえます。

「遺族年金」は、結婚した後に万が一亡くなった時に、残されたパートナーや子どもが受け取れるもの。18歳未満の子どもがいれば、年間約約77~100万円もらえます。

これらは、国民年金の保険料を払っていないと1円ももらえません。年金を払わないと、いざ自分の身に災難が降りかかったとき、もらえるはずの年金をもらえないことになるわけです。

 

ちまたではネガティブな噂が出回っていますが、年金は実はとても頼りになる制度。払わずに後になってからソンしないように、ぜひ払っておいたほうがいいですよ。

※ 今回は国民年金について解説しています。厚生年金の財政やしくみはこれとは異なります。

 

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【参考】

平成 25 年度の国民年金の加入・保険料納付状況 – 厚生労働省

Photo Credit Dustin J McClure